2023年3月7日夜8時にマエダのYouTubeチャンネルで放映した内容です。
解説は質&買取マエダのGIA鑑定士の川口がお伝えいたします。
マエダのYouTubeチャンネル第19弾!
今回のテーマはちょっといつもとはまた違った趣向でいきたいと思います。
今回はこちら!「スニーカー」!ついにこのテーマに触れる時がきました。
(実はGIA川口は熱狂的なスニーカーファン=「スニーカーヘッズ※」です。)
スニーカーヘッズ:英語でsneakerhead。熱狂的なスニーカーコレクターを指し、特に希少性が高く、入手困難なスニーカーを所有、購入、販売する人などを呼ぶ。
プレミアスニーカー
色々なスニーカーがリリースされていますけども、今注目しているのはこの白黒のブラックアンドホワイトのカラー、スニーカーヘッズの中では通称「パンダ」と呼ばれている配色になります。
このパンダのスニーカーが今年になってからリリースが連続してあって、もちろんプレミアも結構ついている状況が続いておりますので、そこを皆さんにご紹介したいなと思っております!
ダンクパンダ?ターミネーター?
まずはこちら!パンダの「ダンク」ですね。
こちらのモデル白と黒のツートーンカラーで一般的なダンクのカラーブロックになっておりますので、履きやすくて非常に人気があります。
▼ナイキ ダンク High “ブラック アンド ホワイト”
【国内2月18日発売】 ナイキ ターミネーター High ファントム/ブラック-ペール バニラ-セイル
引用元:スニーカーウォーズ(https://sneakerwars.jp/)
続いて紹介したいのが、「ターミネーター」。こちらが2月18日に出たばかりなんですけども(※収録時2023年3月)白と黒に一見、見えるんですがよく見るとヴィンテージ加工してあって、一口に白黒といっても他と比べると全然色が違います。
ハイカットのナイキのシューズって大体似たように思われる方もいると思うんですけどこうやって見ていくと、例えばヒールのロゴだったり、スウッシュ(ナイキのロゴの通称)の形が違ったりします。ターミネータのスウッシュはかなり太めになりますね。こういった微妙なディティールの違いがファンを惹きつける魅力の一つとなっております。
プレ値がつくスニーカーは?
2023年2月15日に「エアジョーダンⅠ HIGH OG 85」が発売されました。
こちらがまた定価が24,000円ぐらいなんですけども、4万から5万ぐらいにプレミアがついて、非常に人気が集中して全然買えませんでした。私も抽選に応募しましたけども、やはり買えなかったです…。ナイキさんから「限定アクセス」という買えるかもしれない、チャンスの特権を事前にもらいましたので、これはキタ!と思ったんですけども、なんとそれは東京の原宿に来てくださいというスニーカー購入パスのようなものでして、まあ長崎から東京はだいぶ距離がありまして、それのために会社休んでいくわけにもいかないので、残念ながらその時はチャンスをみすみす逃しました。
【国内2月15日発売】ナイキエアジョーダン1 High OG ’85 “Black White”
引用元:スニーカーウォーズ(https://sneakerwars.jp/)
ナイキ エアジョーダンⅠ High golf”パンダ”
左がバッシュ/右がゴルフシューズ
その後の抽選ももちろん、外れてしまったんですけども、その代わり、違うモデル。ナイキ「エアジョーダンⅠ GOLF」のパンダを購入しました。これはゴルフシューズなんですけど、ほぼほぼデザインは「エアジョーダンⅠ HIGH OG 85」に近いです。
ディティールは少しゴルフシューズなんで裏がボコボコしていたり、野外で使うようにできていますのでバスケットシューズとは違います。バッシュはもっと靴底がペタッとなっています。ゴルフシューズ独特の特徴があるんですけども、色々と調べていくとゴルフのジョーダンⅠ、屋外で使用されるために表面も通常のバッシュよりも表面がちょっと硬くなっていますので、これは長持ちするんじゃないかなと思います。
実はこれも抽選で外れてしまったので二次流通にてプレ値で購入しました。二次流通も今、非常に過熱した状態になっております。これはプレ値はそこまで大きくはついていないので、まだ買いやすかったので購入してみました。非常にかっこいいです。履くのが楽しみです笑
色々な白黒のパンダカラーと言われるシューズを紹介してきましたけども、やっぱりそれぞれ一つひとつのモデルには色んな特徴があります。ここのシュータン(甲部をおおうパーツのこと)のところに「GOLF」と書いてますね。これはGOLFモデルの特徴だったりします。他のモデルではあんまり見ないですね。
余談ですが、ちょっとこれ実は試着したんですけど、やっぱり表面が硬いだけあって脱ぎづらかったですね。ハイカットは、工夫しないと靴下まで脱げてしまったり脱ぎ履きするときに時間がかかってしまうので、この紐をゴム紐に変えたいなって思ってます。お子様のスニーカーでよく見られる伸び縮みするシューレースが大人用も売っていますのでそこを変えると履きやすくなると思います。
スニーカーの抽選とは?
先ほどからお伝えしておりますが、プレミアがつくようなスニーカーの購入にはスニーカー購入のための「抽選」というものがございます。
スニーカーが購入できるアプリがあり、そこで何時に抽選し応募するということをスニーカーヘッズの方、スニーカーが好きな方達はやるんですけども、たとえば本当に通になってくると携帯を2台持ちしてアプリを2個使いこなして買ったり、知り合いに頼んで支援してもらうなどしているようです。
「atmos」や「SNS」「SNKRS」などのアプリにおいても、色々な形式で抽選会が行われています。1足に対して7、8件アプリがあったりしますので、その人気モデルに対しては、そこを全部応募するということを、もちろん私もしております。本当に欲しいモデルはそういった情報を駆使した上での買い方というのもちょっとしたアドバイスします。狙っているスニーカーがあるよっていう方はチャレンジしてもいいんじゃないかなと思います。
今年一番の注目!Wネーム「ティファニー×ナイキ」
引用元:https://www.tiffany.co.jp/
2023年3月7日本日(放映時点:2023年3月7日)なんですけども、大物スニーカーの発売が控えています。たぶん今年一番の注目株かなと思うんですけども、「エアフォースⅠ」ナイキのエアフォースⅠとティファニーのWネームコラボレーションモデル。
これが4万くらいの定価だったと思うんですけども、おそらく確実10万は超えてくる。おそらく15、16万の取引はされるんじゃないかなというモデルです。もし購入をできたら利益で10万近く出せるかもしれないので、これはもう応募が殺到しますよね。
そういうモデルは各アプリから応募することによって、当選率がちょっと上がります。本当は限られた決まった方が所有するものかもしれないですが、スニーカーヘッズと呼ばれるファンの方たちは、アプリでチャレンジする権利があって夢があって、応募して、当たった時にラッキーやったぜ!ていうのをみんなで分かち合うことも楽しみの一つとしていることがありますね。
6,300万円超えのスニーカー?!
あと、Wネームの話題でいきますと、去年サザビーズ※で行われたオークションでルイヴィトンのアートディレクターであった故ヴァージル・アブローとコラボした「エアフォースⅠ」が、なんと4,000万円で落札!非常に業界も震撼した衝撃の落札価格でした。
さらにもう一つ面白い過去がありまして、実際にマイケル・ジョーダンが履いていたボロボロの「ジョーダンⅠ」、シカゴという人気のカラーリングなんですけどもそのモデルがあるスニーカーオークションで6,300万円で落札!非常に高額な取引がされる場合もございます。
※サザビーズは、現在も操業する世界最古の国際競売会社。
引用元:https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/
ナイキの人気の魅力とは?
数あるスニーカーブランド、色々ありますけども、私はナイキが好きなのであえてピックアップして、ナイキの話をさせていただいております。ナイキの中でもやはり人気があるのはジョーダンシリーズⅠ〜Ⅹぐらいまではすごく人気がありますし、もちろんⅩ以降もかなり人気があったりします。シリーズが30年前から続いておりますので、様々な世代の方が、もちろん私よりも年上の方々も好きな方もたくさんいらっしゃいます。そういった幅広いファン層で成り立ってますので、他のブランドにはない、シリーズの魅力なんかもあったりしますね!
引用元:https://www.jordan.com/collection/
ナイキも色んなバリエーションを作ってますので、これはまた集めるのにすごく時間かかったり、見つからないモデルもあったりします。そういったところでも所有欲をかきたてるようなエッセンスがたくさんあるため、広い世界で話題になる、スニーカーのブランドになっているのではないかなと思っております。
質屋の活用法
もちろん質&買取マエダでも「質預かり」やっております。
けっこう私もそうですけども、たくさんスニーカーが集まってくると外箱も大事なアイテムの付属品なので取っておくんですけども、これが何十個もなってくると、部屋を埋め尽くして、だんだん置く場所がなくなってきますよね。そういった方も中には場所の確保としても質屋さんの倉庫を利用されているお客様もいらっしゃいます。
しかもこういうジョーダンなどになってくると、万単位の金額でお取引もお預かりもしておりますので、ちょっとした急場、このレアなスニーカー買いたいけども、ちょっと持ち金が足りないよねという時にそれを預けてそっちを購入しておくという技もあります!
上手にスニーカーファンの皆さんも我々質屋を利用していただければ、また自分の好きなモデルがコレクションが増えていくんじゃないかと思います。
▲加水分解が進むと素材がボロボロになったり、表面がベタベタするようになる。
あとスニーカーの1つのデメリットがあります。それは保管の難しさです。これはですね、10年ぐらいしてくると、加水分解してくるんですね。ただこれは温度管理とか湿度管理とかすると少し延命できます。しかし、これを自宅でやろうとすると、それなりの設備が必要ですし、エアコンとかをつけっぱなしにしないといけないんです。
先ほどお伝えした私たちマエダの倉庫に預けていただければ、温度管理、湿度管理がされているしっかりとした倉庫の中で優れた状態でお預かりできます。お客様の大事なスニーカーをしっかりと我々が保管いたしますので、ご安心してお預けしていただければと思います。
もちろんマエダは「買取」もしております。リユースさせていただくことによって使わなくなった場合だったり、このスニーカー自分は履いてみたけど合わなかったよというときに、売却していただいて我々はまた違う次の新しいユーザーの方に橋渡ししていきますので、ぜひお買取でもスニーカーをお持ちいただければなと思っておりますのでよろしくお願いします。