第26弾「金相場高騰中!プロの鑑定士が解説!意外と知らない金の話」

2023年10月7日夜8時にマエダのYouTubeチャンネルで放映した内容です。
解説は質&買取マエダのGIA鑑定士の川口がお伝えいたします。

マエダのYoutubeチャンネル、今回で第26弾!

今回は今話題の「金相場」について解説いたします!
過去最高高値がついたという事で、マエダ質店にも金の売却のお持ち込みが増えています。

是非最後までご覧ください。

過去最高高値の金!その訳とは?

9月21日に過去最高高値ということで金が上がりまして、1gあたり10,063円となっております。
これは、普通のジュエリー1gの価格ではなく、インゴット(延べ棒の四角いバー)の1gの価格となります。
金にはいくつか種類があり、基準となる24金は100%の金で、18金は金の割合が75%で残りの25%は別の含有物の金属が入っております。その為、24金(純金)と18金では取引価格も変わってきます。

では、なぜそんなに金が急騰しているかというところに触れていきたいと思います。

今、コロナウイルスやロシアとウクライナの紛争で世界の情勢が非常に不安定な形で見られています。そうなった場合、投資家の方々は株式などが不安定になってしまいますので、安定的に資産として残せる金の方に投資を増やしていく方向にあります。その為、金への投資欲求が高まり、金の相場がどんどん上がっていってるという事になります。それに加えて、シリコンバレー銀行やシグネチャー銀行という大きな銀行の経営破綻などもあり、こうした複数の理由が金相場を引き上げているという風に考えられています。
過去にも「有事の金」と言って、こういった社会情勢が不安になった時に金相場がグッと上がった時があります。今から約40年前の1980年には、ニクソンショックやオイルショックなどそういった社会の情勢が不安定になった時に、やはり金への投資欲求が高まって1g 6,495円と金相場が上がりましたが、長くは続きませんでした。3ヶ月4ヶ月経っていくうちに数千円と1gの金価格が下がっていき、暴落したということも過去にはございます。

現在の1万円での金価格も何ヶ月持続できるかのは正直私も分かりませんので、お客様には、いつまでこの価格は続けられるか分かりませんので、今非常にいいタイミングで金を売却されるという事になりますのでご安心くださいという風にお伝えしています。
過去の事例からすれば今が非常に売り時だとと言えるのではないでしょうか。

金の種類について

冒頭でも少しお話ししましたが、金は純金や18金などいくつか種類がございますので深掘りしていきたいと思います。

金は24分率で表示されております。これはK24を100%ゴールドとしてそれを基準に24分のいくつかと言うことで表示されております。
例えばK18で言いますと、24分の18。計算すると0.75で、これは75%の金の意味を表しております。他にどんな金の種類があるかと言いますとK22。これは24分の22で91.7%の金の配合となっております。続いて14金(K14)は58.5%の金の含有率となりますので、18金よりもちょっと純度が落ちる為、金額も少し下がります。その下にはK10(10金)やK9(9金)もあります。
我々マエダ質店ではK14もK10もK9もしっかりお買い取りしておりますので、18金でない金もお値段がつくということをご認識いただければと思います。

どこを見るの?金の査定方法!

では金額についてお話したいと思います。
例えば24金の価格が9,000円だったとして、18金だったらその金額に0.75をかけた金額がおよその18金の買取価格となります。
あくまでこれはおおよその金額の目安として参考にして頂ければと思いますが、マエダではそう言った形で金の買取レートを設定しております。
他の業者さんの中には手数料を取るところもあります。どういう事かと言いますと、例えば「この金は18金で何グラムでいくらですよ」と提示した後に、手数料の20%ということでそこから引かれるということもありますので、一概に店頭やWEB上の公表価格だけを参考にするのは注意が必要です。

ちなみにマエダでは手数料は頂いておりません。そして査定料も無料でやております。さらに査定金額+ポイントサービスというのもありまして、お客様により還元できるように努力しておりますので是非ご利用いただければと思います。

これは金?メッキ製品について

金の中には表面だけがメッキされている、要するに表面処理で金を纏っているという場合のお品もあります。そう言った時に刻印を見ると発見できる違いがありますのでご案内します。

まずは GP (Gold Plated / ゴールドプレート)この刻印が入っているものはメッキです。金杯の盃なんかは24KGPやK24GPなどと入っています。GPと入っているのはほぼほぼメッキ品だと断定できるでしょう。
続いて GF(Gold Filled / ゴールドフィルド)これは金貼りメッキで、表面だけ金メッキしているというような物になりますので皆さんもGF刻印を見たときはメッキかなという雰囲気で捉えて頂ければと思います。

メッキのお品になってくると表面だけが金なのでなかなかお買取が難しい場合もあるんですが、中にはメッキでも高価買取ができるお品がありまして、CHANEL、Dior、CELINE、YSLなどの人気ファッションブランドだったりすると今でも非常に需要が高いのでお買取が出来ます。
是非メッキのアイテムもそういったものが紛れているかもしれないので、お気軽にマエダの方に査定のご相談をお願いします。

金とメッキ製品の見分け方

それではメッキと本物の金どうやったら簡単に見分けられるか、ご家庭でも簡単にできる方法がありますのでご紹介したいと思います。
こちら磁石を使います。ネックレスを近づけると…

純金や18金
メッキ品

ぱっと見は分かりにくいんですが、磁石を当てることで簡単に見極めることができます。私たちになってくると見た感じでちょっと金っぽくないねとかいうのも分かるんですが、ご自宅ではこういった方法で簡単にできます。

金は傷や汚れがあっても大丈夫!

デザインジュエリーやブランドジュエリーは傷や変形がない方がもちろん高く買取できますが、金に限ってそう言ったデザインものではないもの地金製品に関して言うと傷や変形、壊れ、ちぎれは一切関係ありません!

1gがいくらで金性や金の種類、品位がどのくらいなのかによって金額が決まりますので、壊れたネックレスも十分に金の価値がありますので、どうぞ積極的にお持ち込み頂ければと思います。

今から20年ほど前の1998年には1g 865円だった時代もあります。でも今は10,063円と約12倍ほど金が高騰していますので当時金をたくさん買っておけば今、相当利益が出せたんじゃないかなと思います、羨ましい!(笑)

資産として金をお持ちの方は、金を売却するだけではなくて、金を質草として質の預かりを利用する事によって急場を凌ぐ為の現金を得ることができますので、売るだけではなく質預かりで急場を凌ぐという方法もございますのでその際は是非お気軽にご相談ください。