第13弾「世界の質屋情報!〜オーストラリア編〜」

2022年9月7日夜8時にマエダのYouTubeチャンネルで放映した内容です。
解説は質&買取マエダのGIA鑑定士の川口とSDGs担当、Keiがお伝えいたします。

マエダのYouTubeチャンネル第13弾!
さて、第13弾は「世界の質屋事情」ということで国内ではなく、海外の質屋はどうなっているのかというのをリポートしてきましたので、ぜひみなさんにご紹介していきたいと思います。

教えて!世界の質屋事情

川口「今回は、弊社のSDGs担当のKeiが先日オーストラリアに視察に行ってきましたのでご紹介したいと思います。」
Kei「はい、オーストラリアのシドニーにいってきました!」
川口「シドニーでけっこう質屋さんを巡ってきたんですよね?」
Kei「4、5軒は見てきましたね。今回シドニーで質屋さんがどこにあるのかがよくわからなかったので、オーストラリア在住の友人と一緒に質屋さんを探してみたのですが、【ハイリーマーケット】というところが、シドニーの地域でありまして、そこにチャイナタウンも入っているんですけど、そこに質屋さんが何軒もありました。そこをまず視察してきました。」

世界の質屋事情 オーストラリア編

川口「この写真ですけども、これは大通りのようなところに質屋さんが面して存在していますね」
Kei「そうですね、路面電車がシドニーの街の中では走っていて、電車通り沿いに何軒かありました。」
川口「結構日本と違って、裏路地とか住宅街の裏道とかではなくて、堂々とメイン通りにある感じですね。」
Kei「日本ではリサイクルショップと質屋さんというと、割と場所が違うと思うんですけど、リサイクルショップ=質屋さんみたいな印象を受けました。」

シドニー電車通りの様子

取扱品目

川口「なるほど。そうすると、このあたりの地域の皆さんが身近に入れるような感じの入りやすいお店になっているわけですね。」
Kei「そうですね、いろんなものを販売しているので、よく質屋さんというとブランドバッグとかブランド時計といった高級なイメージがあるのかなと思いますが、本当にいろんなものを置いているお店でしたね。」
川口「より地域の日常に根付いているような、利用しやすいお店といった感じみたいですね。高級商材だけでなく、金額の低い物とかも取り扱っている感じということですね。」

川口「我々も高級商材だけに限らず、家電商品や工具など幅広く取り扱っております。こういったところが似てるということですね。ただ、立地の面ではちょっと違うということですね。」
Kei「そうですね、うちも以前「ディスカウンターショップマエダ」という、リサイクルショップを20年ほど前にやっていたんですけども、すごくその頃に似ているので、ブランドバッグとか主体になる前のイメージがそのままオーストラリアには残っているようなそんな印象を受けました。」

ディスカウンターショップマエダ

実際にお店に入ってみました

カウンター

川口「続いての写真なんですけども、これはカウンターですかね?お客様を受け付けするカウンターみたいですね。」
Kei「はい、ここは品物を持って行って査定してもらうカウンターですね。」
川口「けっこう簡易的な作りでスタンディングカウンターみたいな感じですね。」

Kei「その場で実際話しながら査定してもらうというよりは、店頭が販売にもなっているので、商品を見ながら査定時間をお待ちくださいといった雰囲気の場所ですね。」
川口「そうするとクイックリーにお客さんを回すために、こういったスタンディングになっているのかな?けっこう面白いですね。楽器とかも飾ってあったり、上はもうドラムですもんね。」
Kei「なんでも屋さんという印象でオートバイもありましたね。工具とか幅広くて、ハリーポッターのおもちゃとか、ほんとにいろんなものがありましたね。隣には骨董品みたいなものとかもありますね。」
川口「たしかに、なんか怪しげな骨董品のような西洋アンティークのようなものも…。」
Kei「もしかすると先住民の伝統的な工芸品なのかもしれないですね。」

川口「これ、隣のスニーカーは他の店でなく、この店がやってるんですよね?じゃあスニーカーとかも積極的に取り扱っているんですか?」
Kei「そうですね、ほんと幅広く取り扱っているという感じですね。」
川口「安いのありました?」
Kei「スニーカーは見てないですね笑」
川口「あるなら言ってって言いましたよね?」※スニーカーヘッズです
Kei「(苦笑)」

川口「これは入り口ですか?」
Kei「これは別の向かいのお店の入り口ですね。」
川口「ライバル店同士が向かい合っているんですね。」
Kei「向かいといっても長崎と同じように路面電車が走っているので、すぐ向かいといったわけではありませんが…。」
川口「でも歩いていける距離ですよね?」
Kei「そうですね、ほんと3、4軒は連なってあるかなという印象ですね。」
川口「そういうお店が連なる界隈みたいなストリートいうことですね。」


川口「これ、金ですかね、ネックレス系がありますね。やっぱりこちらも金の需要がありそうな感じですかね。」
Kei「やっぱり金相場が世界的に上がっているので、多いかと思います!」
川口「グラム取引いくらで取引しているのかが気になるところではありますね。」

日本の質屋とココが違う!

川口「続いてこちらは時計ですね!」
Kei「ここでいうとタグ・ホイヤーとかが一番高級な時計でしたね。」
川口「(タグ・ホイヤー )フォーミュラ1 で2,200ドルって書いてありますね。」
Kei「20万くらいですかね。」
川口「このモデルで20万はちょっと値段つけすぎのような気もするけど、オーストラリアの物価ですからね、いろいろあるでしょうから。やっぱりロレックスなんかはね、金額が上がり過ぎてますから、なかなかオーストラリアでの郊外のお店でもなかなか取り扱っていなかったのでは?」

Kei「ロレックスはほとんど質屋さんも見かけなかったですね。私もカルティエの時計をつけているので査定できないかというふうに聞いてみたんですけど。やっぱり郊外に関してはそういった時計の取り扱いがないみたいで査定は難しいようでした」
川口「カルティエのパシャのホワイトゴールドですね。」
Kei「シドニーに行くと、カルティエなども並んでいたので、買取が盛んにあるのかなと印象を受けました。そこが日本と違うところかなと思いました。日本は全国で長崎でも、もちろんロレックスは査定していますし、オーストラリアは広いですけどね、その土地柄とか、地域柄とかといったものもあるかもしれませんね。」
川口「でもけっこうある程度の規模のショップでも鑑定や査定が断られたりしたわけでしょ?」
Kei「そうですね、日本ではほとんど査定というのは買取するかしないかというのは査定の後に決めていただくというのが日本の質屋さん&買取屋さんといった感じなんですけど、オーストラリアの場合は買取すると決まってはじめて査定に入るといったところが違うのかなと思いましたね。」

川口「最初に金額を聞くだけだと話だと対応してもらえないような?」
kei「それだとちょっと難しいですねっていうことと、本物か偽物かを証明したいのであればジュエリーショップにお金を払って対応してもらった方がいいというような案内を受けましたね。」

川口「お金を払って査定してもらう、そんなことが海外では行われているんですね。コインとかの特殊なものの鑑定とかは鑑定機関にお金を払って鑑定してもらうということはありますけども、なかなか時計をお金を払って鑑定してもらうのは我々の業界では聞いたことないです。まぁ、それだけオーストラリアよりも日本の鑑定技術の方が優れているといいますか、かなり研究して真贋なんかも行なっているんじゃないかと思いますね。」
kei「そうですね。」
川口「よく海外のバイヤーさんとかが日本で鑑定されているものは信用されるから日本のものはよく売れるんだと言ってましたので、日本人特有の真面目さがあるんでしょうかね。」
kei「そうですね。」

オーストラリア版LINE査定!

川口「次の写真ですね、これは何の映像になりますか?」
kei「こちらはですね、QVB(クイーンビクトリアビルディング)というすごく大きなモールになるんですけど、中に入ったところに何かブランド物があると思ってよく見たら「BUY&SELL」と書いてあったので、どう言ったサービスなのか店員さんに伺ったところ、タブレットに入力をして自分の売りたいものの写真を撮って査定してもらうというサービスでした。この受付の方は査定をするのではなくてタブレットに入力をするお手伝いをする係ということでした。」

川口「我々の場合は催事でこういうふうにお店を出したときはその場で鑑定士が鑑定しますけど、この場合はオペレーターの方だけで、あとは本部の方が査定するということですかね?」
kei「そういった流れになるんですよね。」
川口「日本ではなかなか見ないスタイルなのかなと。」
kei「はじめて見たと思いますね。タブレットで写真をその場で撮ってということだったら、お家でLINE査定はうちもしてますけど、スマホで写真を撮って送って査定するというのとサービス内容的には変わらないのかなと思いますね。」

川口「マエダもLINE査定やっております。非常に簡単です!
マエダをお友達登録してもらって、そこから画像送ってもらって金額など聞いていただければすぐこちらもお知らせさせていただきます。概算にはなってしまうと思うのですが、おおよその金額を分かっている方が、本当に利用するかの判断にもなりますので、お気軽にご利用いただければと思います!」

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最後に

川口「オーストラリアの質屋事情はどうでしたか?」
kei「オーストラリアの人はすごく穏やかな方が多くて、質屋さんでもすごく対応が優しかったですね。日本とまた違ったところを見れておもしろい視察になりました。」

川口「私も質屋をやりながら海外のこういう事情を知ると非常に勉強になりますし、また皆さんにも海外の事情というのもお伝えすることもできて良かったなと思っております。今後もマエダでは世界の質屋事情ということで現地リポート、まだまだ行きますので是非チェックお願いします!それでは本日も最後までご視聴いただきありがとうございました!」